視覚障害により、移動が著しく困難な障がい者に対して、外出の支援を行うためには技術と知識が必要です。
高槻ライフケア協会では、養成研修を開講し、在宅福祉サービスを担う援助者の育成を行っています。
この研修は、視覚障がいのある人の外出に同行し、情報の提供や、排泄・食事等の介護、外出支援に必要な知識と技能を修得することを目的として、
大阪府の「同行援護従業者養成研修の指定要綱」に基づき実施します。
研修修了者は、大阪府の管理する修了者台帳に記載されます。
◎高槻市が、障がい福祉サービス従事者の研修費を一部助成
平成29年6月1日(木)から、障がい児・者などの支援に必要な知識や技術を習得するための養成研修を受講した人に、研修費用の一部が補助されます。(要件あり)
詳しくは 障がい福祉サービス従事者養成研修費補助金 または 高槻市障がい福祉課HPへ
※ご不明な点は、高槻市役所1階 障がい福祉課(072-674-7164)へお問い合わせください。
同行援護従業者養成研修概要
項目 | 詳細 |
期間 | 一般課程 5日間 2025年 5月20日(火)21日(水)22日(木)27(火)29(木) 応用課程 1日間 2025年 6月4日(水) |
対象者 | 同行援護従業者として在宅福祉サービスに 従事しようとする者、又は現に従事している者 |
定員 | 各12名 ※先着順となりますので、お早めにお申し込みください。 |
受講料 | 一般課程 38,500円 応用課程 10,000円 |
研修会場 | 高槻ライフケア協会 くらし創造の家 朋(とも) (高槻市富田町四丁目17番10号) |
申込方法 | 申し込みは4月1日(火)より開始です。 電話、FAX等でお申し込みください。 申込後、受講料お振込み口座をお知らせいたします。 振込手数料はご負担いただきますようお願いいたします。 (受講料は現金でのお支払いも可能です。) 申込書はこちらよりダウンロードしてください。 申込書(PDF) 申込書(Word) 電話 072-683-4945 FAX 072-683-4649 |
感染防止への対応について | ※研修室内では、マスクの着用をお願いします。 ※発熱、せき等、体調不良のある方は受講をご遠慮願います。 感染防止のため、ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。 |
※「同行援護」は視覚障がい者の支援のために、平成23年10月1日からスタートした支援制度です。
■ 研修スケジュール
受講いただいた皆さまからのご感想(抜粋)
演習は、アイマスクをして、「見えない」恐怖を感じました。車が側を通れば、ドキドキし緊張しました。
視覚障がい者の方は、このような恐怖を感じながら歩いておられることがわかりました。
日常、歩いていてもわからないことが多いということに気がつきました。アイマスクをして歩くと、自転車の音が大きく聞こえ、距離感がわかりませんでした。
ガイドヘルパーとの信頼関係がないと歩くことができないと感じました。
また、今回の研修で、必要以上に声かけしない、身体の向き(角度)は大事だとわかりました。この経験を生かして仕事をしていきたいと思います。
演習を通して普段のケアを振り返りました。余計な言葉かけが、利用者にとって不快なこともあったのではないかと反省しました。今後、仕事に活かしていきたいです。
普段はヘルパーとして単独のケアですが、演習で他の受講生がどのように援助しているかを見ることができ、とても勉強になりました。
以前に、アイマスクをつけ体に重りをつけ、疑似体験をしたことがあります。不自由さを感じました。 実際に街中に出て車の音などとても気になりました。視覚障がい者の人に情報を伝えることが大切だと思いました。
人の安全が第一だと痛感しました。「尊厳を大事に」との講師の言葉に反省しました。ヘルパーをしていたので、ついつい手を出しているなとわかりました。
この歳になって一日中、勉強することに持ちこたえられるかどうか心配でしたが、研修が楽しく、持ちこたえることができました。 「視覚障がい者の尊厳」という大事なことを教えていただきありがとうございました。
一言でいうととても面白かったです。役立ったという感覚です。
この歳になって一日勉強することがなかったので、堪えられるのかと思いました。
講義と演習であっという間に一日が過ぎました。今後、学びをいかしていきたいです
点字ボランティアをしています。実際に視覚障がい者に同行していましたが、この研修で専門的に習い、援助される側の不安感が体験できました。
糧になりました。ありがとうございました。
移動支援の研修と同行援護の研修は全く別のものだと理解できました。技術が必要なのがよくわかりました。
演習で利用者側(視覚障がい者)の実体験、見えないことを恐ろしさを知りました。言葉がけがうまくいかなかった。復習をかねて、より確実にしてケアに臨みたい。
人が生きる中でのいろいろな問題を感じました。私自身の問題は多いが、今後、援助者としての一歩を踏み出したいと思っています。
以前に取得した視覚障がい者ガイド研修では、エスカレーターやエレベーター乗降の研修はありましたが、バスや電車乗降は初めてでした。
今回、長時間アイマスクつけたのも初めてで、目が見ないことの怖さも知り勉強になりました。ありがとうございました。
先生のお話しで、演習での様々なことが理解できました。 同じペアで演習を行ったので、信頼関係が少しでき、そのことの大切さがよくわかりました。経験を積んでガイドヘルパーとしてがんばりたいです。
失敗して「あ~」と思い、また失敗して「あ~」と思う連続でした。 明日からの仕事の中で生かせれることがあります。1/100程度の視覚障がいの理解ができたかなと思います。 明日から仕事にがんばります。